2004年12月31日
福山☆冬の大感謝祭 其の七
”ボク、銀幕出身なんです。ウフッ”

   
3年ぶりのパシフィコ。横浜みなとみらい。
ここの景色は、とびきり好き。そして年末のこの空気、この雰囲気がほっとさせてくれるというか、帰ってきたーという気持ちにさせてくれる。
ここ7年間のほとんどがこの横浜で年越しを迎え、横浜アリーナとパシフィコと2ヶ所経験してきたけれど、
みなとみらいにやってくるとやっぱり「ここだなぁ」という気持ちになるのは何故だろう。
パシフィコでのライブがやっぱり自分的に心地いいものなのだからなのか?
みなとみらいのごみごみし過ぎない、適度な雑踏感が私に合っているのか?
とにかく、マシャとの年越し=パシフィコが私の中ではベストなものとなっていることは確かのように感じた2004年の横浜でした。
  

今年のタイトルにつく「銀幕」というのが何を意味するのか・・・。まさか1部はマシャの寸劇?!
なんて、色んな想像をめぐらせていたけれど、1部としてスタートしたのは俳優の渡辺いっけいさんをナビゲーターに迎えての
「HAHAHA FILM特別篇」の上映でした。VTRの中で白タキシードを着たいっけいさんが、軽妙なトークで盛り上げながら進めていきます。
上映されたのは「依頼」「もしも通訳がわがままだったら」そして、ましゃが初出演した映画「ほんの5g」の名場面を集めた「ほんの1g」が間に上映され
「大丈夫?!マイフレンド」「福田」と進みました。約30分間の上映時間でした。
そして、ステージの明かりが点いてギターのオグちゃんと登場したましゃ。
全体的にシンプルな作りの舞台の中心に立ってスタートしたのは
「MELODY」
この曲を1曲目で聴くことはなかなかめずらしい感じ。オグちゃんとのギターのセッションは息もぴったり。オグちゃんのギターはやっぱり素晴らしい。
そして、またろうさん、井上鑑さん、初参加の金子隆博さんが登場しての
「KISS AND KILL ME」
初期の頃の曲だからこそ、マシャのギターの腕前や歌の上達が凄く良くわかる。会場のノリはまだまだこれからエンジンが
かかり始めた感じだけれど、チーム福山バンドはもう全国を一緒に回ってきてこなれてきてる感じ。

曲が終わった時にはカウントダウン15分前の11時45分頃。
ましゃは
「ちょっと時間があるので、この時間はどうしようかとみんなで相談したけれど、トークにします(笑)」と・・・
「歌を歌ってタイミング逃して、途中で年越しちゃったら大変なんで・・・」とまったりトークに突入。
年末番組が見れなかった会場のみんなに
「何か気になる結果ある?」と聞き、会場からは格闘技関係の結果や、レコード大賞、紅白の結果などを
ましゃへ次々に聞き、ましゃは順番に答えてました。でも、曙・ボブサップ・レコード大賞は興味がなかったらしく
「興味ないから」と、あっさり(笑)
「俺も色々準備しなきゃいけないからそんなに見れないよ〜」と苦笑いでした。
そして、恒例の「今テレビは何がやっているか」ということで、各局を順番にチェック。
NHKで映った新潟の模様に
「頑張ってください」と声をかけ
岡村くんの様子も気にしながら、ジャニーズ人気にヤキモチを焼き、サザンの生中継の模様を見て
「早く切って切って」とコメント(笑)
特にオーケストラの演奏で流れていた「ボレロ」にあわせて指揮者の真似をするのが気に入ったのか、長い間タクトを振る真似をやってました。
チャンネルチェック2周目でもまた長い間タクトふってる真似してました(笑)
そうこうしている間に後ろのスクリーンにCGが現れカウントダウンが始まりました。
今年は、ラスト10秒位からましゃまろが登場してたような・・・。いつものごとくラスト15秒前あたりからテンションが非常に高くなって、
とにかくましゃと一緒に「・・・5,4,3,2,1」と声を出すのに目いっぱいになってて、いつもその瞬間のことを覚えているような、覚えていないような
そんな錯覚に陥ってしまう、それでいて幸せな瞬間なんです。
会場に広がった沢山の銀テープを見上げながら聞くましゃの
「Happy New Year!!!!!」が最高にHappyな瞬間。
今年もここで迎えれたことに感謝。

ひとしきり盛り上がったその後、
「では、これから第3部です。盛り上がった後だけど、これからまたスローな感じなんだよね。」
「言い出せなくて」
バックメンバーの見事なコーラスではじまりました。
ここからは1曲歌ってはトークという繰り返して、ホント見るラジオ状態でした(笑)
事前に募集していた「今年を漢字一文字に表わすと?! 」というお題の結果発表。
横浜で一番多かったのは【涙】だったそうです。

13年ぶりにステージで歌うと言っていた
「かなしみは・・・」
デビュー曲のカップリングだった曲。アレンジも少し変わってて、改めて聞くと何年も前の印象とは全く違うイメージが沸いてきた。
デビューして15年になろうとしている彼の年月を感じた。
そして、鑑さんの切ないピアノソロで始った
「Squall」
ましゃのベースを弾く姿がまた素敵。

「泣いたりしないで」が発売した時に街角でインタビューしたアンケート結果の発表もありました。
・福山雅治のイメージ
横浜31日では全国の面白かったものを紹介されていました。
・恋人にしたい芸能人ランキング
1位 福山雅治
2位 ぺ ヨンジュン
3位 イチロー
4位 平井 賢
5位 新庄 剛志
という結果でした。ましゃ以外の方を発表するたびに会場から「え〜〜〜〜〜」という声がいちいちあがっていたのがちょっと笑っちゃいました。

その他ライブをやるに当たって、ホールが良いのかアリーナクラスが良いのか、客席に質問していましたが
【両方】というのにはパラパラと拍手があって、【アリーナ】にはほとんど拍手が無く、【ホール】に満場の拍手があった時
ましゃは
「今までやってきたことは何だったんだ〜〜〜」と、かなりショックだったみたいです・・・。
やっぱりみんな近くでましゃが見たいんだよね。

年が明けて2005年になり、「日本一早くクリスマスソングを歌います」と笑っていたましゃが歌ったお正月のクリスマスソングは
「Kissin' in the holy night」
Jazzyな感じのこの曲がこのお正月にぴったり?!な気分になっちゃうのも、ましゃの魔法なのかな(笑)
まったり、しっとり歌い上げてくれました。
ガラッとアレンジを変えて始ったのが
「dogi−magi」
これも随分久しぶりな感じ

「さて、そろそろちょっとづつあげていこうか!!」
ましゃの一声に会場も総立ち、盛り上がる準備OKって雰囲気で次の曲を待ち構えます。そしてオグちゃんのギターから始る
「それがすべてさ」
座り続けてて、むずむずしていたものがやっと解放された気分で、初めから熱かった会場もさらにこの曲で何度かUPしたと感じた。
続けて
「Message」
「RED×BLUE」

今回一番生で聞きたかった曲。
”ドン ドン ドン ドン”というバスドラの音を聴いた瞬間「きたきたきた−−−−っ」って思った。思ったとおりカッコよかった。
オグちゃんのギターは本当にうまくて、どんどんましゃを引っ張っていく。相乗効果でましゃのギターもさえてくる感じ。
今回はバックメンバーが少ない分、それぞれのうまさが特に引き立っていて、凄いな〜と惚れ惚れしてしまった(笑)
「虹」
夏のイメージの曲だけれど、真冬に聞くミディアムテンポのこの曲は手拍子があっても無くても、心地よく聞ける代表作。
「泣いたりしないで」
サイドスクリーンにはPVのまめちゃんが流れ、そしてましゃの歌声はとってもやさしく、会場中がみんな癒されていたと思う。
曲の最後に画面いっぱいの大輪のひまわりが出現。これもまた季節外れのものだけどなぜだか凄く心に残った。
りんと咲くこの花のイメージはましゃの気持ちのあらわれなのかな・・・?
歌い終わると「ありがとう!!横浜!!」と大きく手を振りながらましゃはステージを離れました。

アンコールの大きな拍手が続き、黒のTシャツに着替えたましゃが再登場。
「では第4部はじめます」とアンコール1曲目は勿論この曲
「もっとそばにきて」
アコギ1本の演奏のましゃとファン5000人の掛け合い。ましゃのキーにあわせて歌うのはかなりきついけど、頑張って歌うよ。
遠い席からでも届くように。
〜♪もたれていいよ〜♪のところで両腕の袖を肩までめくり上げて鍛え上げた二の腕を自慢げに披露したましゃ。みんなの歓声を独り占め。
1Fの一番後ろの席だったけどホントそばに行きたかった〜(笑)
「桜坂」
評判の良かった晩酌ミックス
ましゃの声でのコーラスが名曲に花を添える感じで、私もかなり好きなアレンジ。

そして、ましゃの2004年の1文字は「再」
”再生”という意味でこの字を選んだと。今年も大きな台風や地震の被害が各地であったこと、10年前の阪神大震災の経験の話。そしてそこから
ラジオで生歌を続けてきて、その阪神大震災を題材にした「わかば」の話を頂いたことの偶然。
アテネオリンピックの選手達への想いなど、ゆっくりと語ったましゃ。いろいろなことがあっても立ち上がって強く生きていくのが人間なんだと、
そう感じた一年だったと。ましゃも色々な経験をして色々なことを感じて1年過ごしてきたんだと伝わってきた。
そして
「私は風になる
バックのスクリーンにはセピア色の映像でアテネオリンピックの選手達の姿が次々と映し出されていました。ましゃの歌とあわせて、私はその映像を
見入ってしまい、余りにも歌と融合しすぎていて少しだけ目頭が熱くなるのを感じました。

その後はみんなで記念撮影。ちゃんと気を使って左右・中心の3箇所で撮影しました。客席に背を向けているましゃがやたらと自分の後姿の
パンツが見えてる気がすると気にしていたのがおかしかった。

メンバーもここでステージを去っていくと、どこからともなく拍手が沸きあがる。もちろんおねだりの拍手。まだまだ帰りたくないの合図(笑)
ましゃも
「え−−−−っ大丈夫〜みんな電車とかいいの?帰れなくなるよ〜」と笑いながら「え〜っと、何しようかな〜」としっかり考えてる(笑)
「正月の歌もなんか考えてるけど、正月の歌ってないよね〜」と考えた結果始まったのが
〜♪しっあわせなら手をたたこっ〜♪と楽しそうにギター弾きながら、歌のお兄さんみたいに
「幸せなら手をたたこう」を歌いだした。
ましゃ何だかとっても楽しそう。私達もかなり楽しかったけど(爆)
「これで第5部は終わり!!続いて第6部!!」
「明日へのマーチ
ましゃもマイクをはずして大きな声でみんなと歌ってた。
まだまだみんなのおねだりは続くので
「じゃ第7部」とまたまた
「幸せなら手をたたこう」
を歌い始める。かなり気に入っているご様子。しかも「手をたたこう」に続けて出てきたのがましゃオリジナルの
「幸せなら鼻ならそ」とはなを鳴らすましゃ。さすがにそれは出来ない様子の会場に向かってましゃは
「ならせよ〜鳴らせよ〜鼻!!」とダメだし。
その言い方がホント一緒に飲みに来てる友達同士みたいな、そのへんのお兄ちゃんみたいで飾らないましゃがまた良かった〜。
第8部は
「約束の丘」
「みんなの拍手とコブシだけがたよりです」と言ってた。会場の一番後ろから見わたす1Fみんなのコブシを上げる景色は圧巻でした!
まだまだおねだりは続く。
「みんなおなかとかすかないの?俺腹減ったよ〜」「みんな早く帰って洗濯とかしなくちゃいけないんじゃないの?」と変な心配ばかりしているましゃ。
そしてまたお気に入りの
「幸せなら手をたたこう」で鼻を鳴らすましゃ。
またまたみんな鼻を鳴らさないので
「鼻鳴らせよ!おい〜」と笑ってる。もう何部まで来ているのかわかんなくなっちゃって会場から教えてもらってる。
「随分これでかせいだな〜」と苦笑い。
第10部に決まった曲は
「遠くへ」
この曲はましゃにとって本当に大切な曲なんだな〜といつも思う。大事な時に必ず歌う曲。デビューするもっと前からの気持ちを綴った大切な曲。
ましゃの声、ましゃのギター、ましゃのハーモニカ。全部が現在ましゃを伝えてくれる。何年もの想いを込めて・・・。
時間は既に午前3時になろうとしている。ライブがはじまって4時間。会場のみんなは勿論、きっとましゃもここから離れがたい気持ちに
なっているのだと思うけれど、さすがにましゃのお顔にもちょっとばかり疲労が(^^;)そろそろ帰してあげないとな〜なんて感じながら拍手を贈り、
さすがにもう無いよね〜と思っていたけれど
「本当にもう最後だよ。パシィフィコにも働いている人がいるんだからさ」「最後にここにいるみんなへ」
「友よ」
を、贈ってくれました。

今回の大感謝祭。全体的には本当にシンプルで、プロデューサーのグーフィさんのいう所の「急遽」行った
という感じも無きにしも非ずというところはあったけれど、それだからそこシンプルな中でアーティスト福山雅治の力量を
大きく、強く感じたライブでした。他の4人のメンバーもしかり、
音楽のクオリティーの高さはぐんと上がっているととても感じました。
5人でこのクオリティー。こりゃ春のツアーは凄いことになりそう。
感謝祭終わったばかりだけど、このライブを見て15周年を迎えてさらに進化したましゃとの対面と
チーム福山の新しい挑戦が楽しみで楽しみで武者震いしそうになるくらい、凄いものになることを予感させられるものでありました。
「またすぐ逢えるよ」
そんなましゃの最後の言葉が嬉しくて、4時間の疲労も忘れてパシフィコを後にしました。

 
今年も大明神
2005年のツアーに沢山行けるようお願いしました♪
 
今年のお土産はやっぱりガム(^^;)
まさに2004年はガムに始まってガムに終わった(笑)